「森友学園」その③ ー昭恵夫人の過ちー

今、昭恵さんは、どこで何をしているのでしょう。
ひっそりと身を隠しているようです。野党が国会での喚問を要求していますが、政権が突っぱねています。
おかしいですよねえ。首相らは安全な場所にいて、勝手なことを言っている。これが通用するのだから自民党は本当に腐っています。先日自民党の石破氏が、「自民党の総裁を守らねばならないから、首相には文句は言わず、傷が付かないようにする」と言っていました。
こんなもんですよ。正しいことは通用せず、自分らの得になるようにする。私たちはこんなに馬鹿にされているのかと口惜しいです。

さて、昭恵夫人のおおきな過ちは、森友の教育を、すばらしいと褒め称え感動し、名誉校長になったことです。3回も講演に行っているのだから大した肩の入れようです。
名誉校長としての挨拶では、「優れた道徳教育を基として、日本人としての誇りを持つ芯の通った子どもを育てます」という文章を載せています。

私はこれには本当に驚かされました。「このまま森友の小学校に進まないと、折角幼稚園で培った芯がダメになってしまう」というのですから。

森友幼稚園の教育は、教育勅語を暗唱し、「安倍首相ガンバレ」と気勢をあげています。もともと教育勅語は、明治天皇が述べてということになっていて、徳目を並べ最後に皇室のために尽くすのが本分だと言っている。個人の権利など認めていないものです。「天皇のために死ね」と言っており、これは戦後、衆議院参議院共に否定しました。当たり前です。

それを昭恵夫人が称賛するなんてとんでもない。「知らない」では済まされないこと。私は昭恵夫人が、公立の教育を否定しているように思えます。公立は憲法教育基本法に依拠し、人権を大切にするまともな教育を目指しています。

私は公立の教師でしたから、首相夫人が公教育を否定するのには我慢がなりません。
もっと勉強してほしいと思います。影響が大きいですから。

  では、これにて