10/24日第8回裁判報告

8回目の裁判の報告です。
まず、裁判の前に裁判所前で配ったビラに分かりやすく書きましたので、ご覧下さい。
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《 田畑和子さんが、校長の捏造理由によって再雇用教員の職を奪われ、名誉も毀損された事件 》                                       『文書提出命令を申し立てました』

    【 これまでの経過 】
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│ ■ 一次訴訟 被告…東京都 │
│ 豊島区立千川中学校の教師だった田畑さんは、定年時都教委 │
│の再雇用を希望したところ、異例の拒否を受けた。理由は「秘密」 │
│とされた。身に覚えのない田畑さんは裁判に訴えた。 │
│ すると、校長中神嘉治が、田畑さんについて「病気である、担任 │
│不在時に給食指導や学級活動指導の代わりをせず教頭に指示さ │
│れても拒否する、授業に毎回10分〜15分遅れる、生徒を扇動して │
│授業中にHIV訴訟の署名をさせた」等々、山ほどの不合格理由を捏 │
│造していたことが判明した。田畑さんは、膨大な証拠でデッチア │
│ゲを暴いたが、裁判所はこれを無視、同僚や教え子の証人申請を │
│却下し、事実認定を避け、「誰を採ろうが自由だ。」という東京都 │
│を勝たせた。高裁は幾つも校長の虚偽を認定したが結論は変わら │
│なかった。 │
│ ■  二次訴訟 被告…中神校長 │
│ 校長が捏造した不合格理由の真偽を争った。校長は、「今、思い │
│出しました。」と言って、前の陳述や証言を次々に変遷させ新しい │
│虚偽を捏造した。しかし、一審の判決は「自らの記憶に反して虚偽 │
│の供述をしたと認めることはできない。」と校長のウソが効を奏し │
│た。二審はもっとひどく「校長の行為は公権力の行使であるから、 │
│校長個人の責任を問うことはできない。」であった。「公務員なら │
│偽証もOK」という驚くべき判決である。 │
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   【三次訴訟】 被告…東京都・中神元校長
 現在進行中の訴訟は、田畑さんに中神元校長が浴びせた多くの名誉毀損の中から、2点を取りだしたものです。(他に中神元校長が豊島区教委へ提出した南京大虐殺に関する虚偽文書も対象。)
● ある生徒の自殺
今問題になっているのは、ある生徒が自宅マンションから投身して死亡したのを、校長が「うっかり階段で足を滑らせた事故」と偽って教師や生徒に報告したことです。
 田畑さんは自殺という確実な情報を得て、職員朝会で「地域の人に信頼されるよう、本当の事を言って下さい。」と要望しました。その時、校長はあくまでも「事故です。」と言い張ったのです。自殺を知りながら、「うっかり事故」で済ますことが許されるでしょうか。中神校長は、人の命をどう考えているのでしょうか‥‥‥これが校長が田畑さんを教育界から放逐した理由の1つと考えられます。 (裏へ) ( 前面からの続き)
●二次訴訟の陳述書への虚偽記入と偽証
 校長は二次訴訟の陳述書で、田畑さんの職員朝会での指摘に対し、せ「なんでもいいから、私に疑いをかけさせたいという思惑、あるいは、私の人間性を否定することで、訴訟本来の項目から目をそらさせてでも自分の立場をよくしたいという思惑か、あせり」のために、生徒の自殺の件を2次訴訟に持ち出した、と主張し、「自分が思い込んだら、相手がそうですねと言うまで執拗に追求(ママ)しようとする原告の姿勢の表れである」と誹謗中傷しました。
 このように中神元校長は「自殺ではない」を前提に、法廷でも証言しました。これは偽証です。
● 三次訴訟で新たな虚偽を主張
 今回中神元校長は、「自殺であると警察から聞いていない」と言い出しました。豊島区教委から都教委への報告文書には「警察は自殺と断定」と記載されているのに「知らなかった」と主張するのです。警察が学校を舞台に捜査して、捜査結果を校長に伝えないなどあり得るでしょうか? 
  ● 文書提出命令を申し立てたのは?
 中神元校長は、陳述書で、「警察が事故と判断したのであり私が判断すべきものでもありません。」と述べ、更に、警察から「事故であると判断した旨」報告を受けたと記述しています。
 その上で、中神元校長は上記の誹謗中傷を書き連ね、田畑さんの人間性と教師としての適格性を全面否定する名誉毀損の論評をしています。ここでは「生徒の死が自殺ではない」ことが基礎となる事実になっています。ですから、「生徒の死が自殺なのかどうか」が重要な立証対象です。
目白警察署の捜査結果が明らかになれば、校長が陳述書作成時に自殺を隠蔽して、田畑さんの社会的評価を低下させる記述をした事実が立証できます。
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 [報告]

口頭弁論では、文書提出命令がなぜ必要なのかを代理人の弁護士が述べました。ビラにもあるように、これで中神元校長の虚偽がハッキリするからです。(他のことで分かっているんですけどね。)
裁判長は、被告(東京都・中神元校長)側に意見を出すよう求めて裁判は終わりました。
次回裁判の期日は未定です。

できる限り丁寧に、裁判官に分かってもらえるよう取り組んでいます。学校は企業や役所とは違うので、それをわかってもらうよう懸命です。
                         では、今日はこれにて。