東京杉並の卒業式で「君が代」チェックで来賓席から排除!

東京の杉並区で、区会議員を「君が代」を歌わないという理由で来賓から外したことがわかり、ここまできたかとビックリしました。届いたメールを紹介します。
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3/16 杉並区立和泉中学校長が、卒業式で新城せつこに
君が代」斉唱時起立しなければ来賓席には座れません…と排除。

  ◆ここからは新城さんの文章です。

地元の中学校の卒業式。4年ぶりに参加をしようと、出席を電話で知らせました。

当日、学校に到着するやいなや副校長が近づいてきて「起立しますよね」といわれました。

「起立しますよね」とは前振りのない突然の言いようですが、「君が代斉唱時の
起立」だとすぐに認識し、私は「いえ、それはできません」「これまでもその
ようにしてきました」と返事。その後、校長が出てきて話されたことは「起立しなければ一般席です」「新学習
指導要領に基づいてやっている」「子どもが少ないから目立つ」「だから(起立
しないから)招待しなかったのだ」ということでした。

私は昨年議員に復帰したばかりだから、忘れて招待状が来なかったのだと思って
いましたが、そうではないことがわかりました。

私は、君が代斉唱時に起立しないその一点で招待されず、また来賓として認めら
れなかったいということです。

「国旗・国歌」法制定時には「強制することがないように」と付帯決議にあります。
校長が主張する新学習指導要領は「入学式や卒業式などにおいては,その意義を
踏まえ,国旗を掲揚するとともに,国歌を斉唱するよう指導するものとする」と
あります。

それが来賓にまで「強制する」ようになるとは前代未聞のことです。
私は「日の丸・君が代」を大好きな人がいてもいいし、そうではない人がいても
いいと考えます。
地域にはさまざまな考えの人々がいることが当然です。

私は保護者席・一般席で最後まで卒業式に参加をしました。
男子の中にも涙を流す子が多かったように思えました。
ご近所の、小さかった子が大人びて見えました。
私は一般席の最後尾でしたが、お子さんの成長に涙するお母さんやお父さんの様子を
見つつ、この子らに幸多かれと祈りました。

3月16日  新城せつこ
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 来賓に「君が代」を強制する権限は校長にありません。これは思想差別で違法行為です。校長の認識不足に呆れます。こうなると、今後は保護者にまで強制するかも知れませんね。

 大阪では教員が歌っているかどうかチェックして問題になっているけど、あの校長は、橋下市長の友人の弁護士だということで民間人校長というわけです。教育には素人です。そして、弁護士ともあろう者が、思想信条の自由を認めない立場で取り締まるのは逆さまで、司法に対する国民の信頼を揺るがすのではないかと危惧します。まあ、私は、自分の経験から日本の司法を信頼していませんが。

お花見の時節が来たというのに、しょうもないことの連続です。(=_=)