東京都美術館の暴挙は憲法違反!

都立美術館の暴挙とは。

2月19日、東京新聞朝刊のトップ記事「政治的作品撤去を」を見たとき、現実に起きている事件でなく過去の軍国主義の時代の事件を警鐘を鳴らすため掲載したのかと勘違いしてしまいました。この前の戦争の時、軍部が戦地へ画家を送り込んで戦争の有様を実地に見させて作品を書かせた、戦意高揚のために役に立ったそうです。その一部は国立美術館に今も展示されています。私は一瞬それを思い出していました。
でも、これは違っていて、現実に起きているのです。私は、大きなショックをうけました。

「エライコッチャ。」敗戦で大きな犠牲を払って獲得した大切な権利を、都がこともなげに奪っていく。真剣に製作したものを簡単に取り除かせる副館長。何と口惜しいことでしょう。小室副館長とはいかなる人物ですか。

 小室氏は 国の最高法規である憲法を無視して仕事をしてはいけないのがわかっていないのだろうか。憲法に反する法は一切無効なのですよ。
  憲法は、「すべて国民は法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的経済的又は社会的関係において、差別されない。(十四条)」「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。検閲は、これをしてはならない。(二十一条)」 など国民の権利を保障しています。

 小室氏が持ち出した都の運営要綱なるものは、条例や規則ではなく、担当部署で簡単に作れるもので法律ではありません。小室氏は要綱を金科玉条として「これから観客の苦情があれば撤去を求める」と言っていますが、副館長だからといって憲法を侵していい権利はありません。不法行為で、芸術家をこんなに苦しめるのは止めてください。公共の施設ですから、特に正しい判断をして私たちの持っている権利を大事にするよう望みます。

 安倍首相が右傾化が甚だしく、それにすり寄る野党がいる。本当に情けない状況です。息苦しさを感じます。でも、批判することはキッチリやっとかないと、後の祭りになってしまいます。
みんなで目を光らせましょう。
                                 今日はこれにて。さよなら。