おかしな地裁の判決ー「淡々と記載していたから、真実」とは、これ如何に!!

お暑うございます。皆様、熱中症は大丈夫ですか。私は8月6日の結審が迫り、裁判所前でのビラ撒きや最終準備書面の作成に弁護士共々汗を流しています。弁護士さんは「判例から見てどうして地裁で勝てなかったのか分からない」と言って、元同僚の証人尋問で中神の陳述がことごとく否定されたことを踏まえ、「ひっくり返す」と意気込んでいます。
 地裁で何故勝てなかったかというと、裁判官が、私が虚偽を記述しており名誉毀損として挙げた中神の陳述・証言を「真実であると判断したからです。あんなに沢山の証拠、元学年主任も中神の陳述の内容を「聞いたことがない」と否定しているし、何よりも「学校要覧」という中神校長の発行したものに、中神のウソと正反対のことが記載されているのです。

 私も証言していますが、あのときは、中神が「真実性、誤審相当性は争わない」と明言したことから、裁判長が田畑の尋問は短時間でよいと判断し、30分しかもらえませんでした。「真実性を争わない」と言ったことで裁判長は「中神は虚偽を認めた」と判断したのです。私たちもそう思いました。しかし、中神は最後にそれを撤回し、真実性を争ってきたのです。こちらは直ぐにそれを書面で指摘し裁判官に善処を求めました。しかし、裁判官は、何もしませんでした。
 卑怯な中神は、裁判所と私たちをこうして騙したのです。騙された3名の裁判官(吉田徹、亀村恵子、坂本雅史)には、騙された責任が生じると私は思います。責任を取るどころか、中神を勝たせるとはどういうことか!!

そして敗訴の原因は、裁判官が「中神は虚偽の陳述をしていない」と判断したことにあります。何故そう判断したかというと「事実を淡々と記載しており、過度の誇張的表現は見られず、相当性を欠いた表現は見当たらない」というのです。
 過去に「ばいた!」と法廷で言って名誉毀損が成立したと聞いたことがありますが、中神は、法廷で私を罵ったり、怒鳴ったりしていません。しかし「慇懃無礼」と言う言葉があるとおり、ひどいことを丁寧に言っていたぶることはよくあること。
 虚偽でなければ名誉毀損は成立しないので、私が負けてしまったのです。
 こんな無知な裁判官に私の運命を託さねばならなかったとは痛恨の極みです。

 裁判官が、憲法で身分を保障されているのは良心に従って仕事をしていることになっているから。今のようにデタラメな仕事ぶりではこれに値しません。最高裁長官は「内閣の指名に基づいて、天皇が任命する」と決まっているから、結局、総理大臣の意向しだいということになりますね。先日、沖縄の公文書を開示するよう求めた元毎日新聞記者の西山さんの提訴が敗訴した。TVドラマでみなさまもご存じだと思いますが、その文書の所在の証明を原告に求めた無理無体な判決でした。

 これが最高裁です。「君が代不起立」も「ピアノ伴奏」も敗訴。後者の判決を出したのは、私が一次訴訟で敗訴させられた山口幸雄裁判官で、彼は故郷の福岡へ転勤し、福岡地裁所長にまで出世しました。今は何をしていることでしょう。


こういう裁判官がウヨウヨ。私たちは浮かばれませんね。でも、闘うのみ。
                      今夜はこれにて。