都教委の苛酷な懲罰研修をご存じですか?

 都教委は、現代で信じられない酷い懲罰研修を行っています。今、それを受けさせられているのはT先生です。T先生は、卒業式・入学式に起立して「君が代」と歌わなかったため、処分を受けました。これだけでも、退職の際、再雇用されないという不利益が決まっているのですが、思想、信条の自由をT先生は大事にしているのです。

 しかし、都教委は、「服務事故再発防止研修」と銘打って思想転向を迫る懲罰研修を強制しています。もう18回にもなり、全国から止めるようにたくさんの要請が出ていますが、都教委は聞く耳を持ちません。

 東京地裁は2004年7月23日に「‥‥自己の思想、信条に反すると表明する者に対して‥‥自己の非を認めさせようとするなど、公務員個人の内心の自由に踏み込み、著しい精神的苦痛を与える程度に至るものであれば‥‥違憲違法の問題を生じさせる可能性がある」と決定で指摘しています。

今、この研修を受けさせられているのは、東京都の教職員のうちT先生ただ1人です。不起立教師をゼロししようと都教委は躍起になっています。
これは憲法18条【奴隷的な拘束・苦痛を伴う苦役からの自由】に違反しています。東京オリンピックを開催しようとしている都市が、こんな思想統制をしているとは、訪れた世界の人々はビックリするでしょう。

 皆様、情けないけどこれは本当の事です。東京都の子ども達は色んな面で不幸だと思います。

私は自分の裁判は不本意な終わり方をしたけれど、その追及も諦めないし、都教委の不当行政をこれからも取り上げていくつもりです。

                              これにて


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