「都教委の誤った懲戒免職処分」続報 ‥‥ 【都教委の無法者ぶり・人権無視】

 昨年2月21日、「都教委の誤った懲戒免職処分」というタイトルでお伝えした件のその後についてお話しします。
 原告Aさんの訴えは、まず東京地裁で勝訴しました。吉田徹裁判長は、「懲戒免職にする理由がない」と原告を勝たせました。ところが都教委はこれを不満として控訴。今年3月24日、高裁綿引裁判長は、「都教委の裁量権の逸脱・濫用」を認め、却下しました、都教委は、最高裁への上告を諦めたため、4月7日、高裁判決が確定しました。

 1審の段階で、都教委が都教委作成の陳述書を校長に強制的に署名・押印させ、良心の呵責に耐えかねて校長がそれを覆すため新しく陳述書を提出したことが明らかになっています。懲戒免職は校長が内申して決まるものであって、都教委が、いきなり発出することはできないのです。これが明らかになれば、懲戒免職の理由がなくなります。
 都教委というところは、ウソや策略でどんなことでもやってのける機関です。

 さて、これですべて終わったと思いきや、都教委は、4月8日、Aさんを呼び出し、更なる事情聴取を行いました。新しい年度でAさんは、担任や授業が決まるはずだったのに……

 何ということでしょう!  都教委は、現場復帰を許さず、再処分を企んだのです。
これには、都教委の悪辣さを知っている私も驚かされました。支援する者らは、大至急、14日の東京都教育委員会の定例会議前に、要請・抗議を行いました。
14日は、どういう結果だったのか、今のところ情報がありませんので分かりません。

今現在、分かっているのはここまでです。分かり次第お知らせします。

                                    今日は、これにて。