最高裁判事が東芝へ天下り、東京都元副知事も東電へ


皆様、3/11以後考えることが多くなり、国民すべてが原発を他人事として見過ごすことはできない状況に追い込まれていると思います。私も、6月16日夕方、新宿のデモに参加し、雨の中歩きました。メディアでは余り報じられませんが、かなりの人が行動を起こしているのではないでしょうか。
そんな中で「司法よ、お前もか!」とビックリすることを知りました。

            ●「人権の砦」はどこに?

1、四国電力伊方原発と東電福島第二原発の建設許可取り消しを求めた2つの裁判で、1992年「原発は安全」とお墨付きの判決を書いた最高裁判事味村治氏は、退官後(98年)東芝監査役に天下った。2003年死去。

【コメント】「原子ムラ」には、司法も入っていたんですね。やれやれ。
原発訴訟は、最高裁で全部敗訴ですから、こういう回復しがたい悲惨な状況を回避する手段は、国民には無かったということです。その上、原発企業に天下るとは何たることか!
「人権の最後の砦」といわれる最高裁が、何ら機能していない事が、この国の最大の不幸です。

           ●都民無視の東京都

2。東京電力役員に天下った官庁出身者20人のうち、最多は東京都の幹部たちで、9人。その中に、石原知事に抜擢された元副知事の青山やすし氏が、社外取締役として今も現職である。

【コメント】6/29の東電株主総会で、株主が脱原発を提案したが、第3番目の大株主東京都は反対した。都民の意見を聞かないとは勝手すぎる。石原知事に文句を言おう。