土肥裁判地裁判決ー全面敗訴ー 土肥校長の言葉に違和感

1月31日、東京地裁から全面敗訴の判決が申し渡されたとのことです。判決文を見ていないので、詳しいことが分かりません。但し2月1日に土肥元校長書かれた次の文章に違和感を覚えました。

《 日本という国は「嘘」をつくものが勝って、正直者が負ける国なのでしょうか。私は教師として子どもたちに、「嘘」

をついてはいけない、正直に生きていれば必ず報われると教えてきました。今回の不当判決は、私が子どもたちに教えたこ

とが間違っていることになり、その責任からもこの不当判決を許すことはできません。》

 それは、1月29日の日記に書いたように、土肥氏は言わねばならぬ自分の行為
 ① 都教委の言うとおり職員会議の採決をしなかった。
 ② 都教委の言うとおり「君が代・日の丸」の強制に従い職務命令を発出、事故報告書を提出して一人の教員に懲戒処分   をさせた。
について口をつぐんでいるからです。たいていの人は、土肥校長は職員会議では裁決し、「日の君」強制には反対して職務命令を撥ね付けたと理解しています。そうなるように仕向けたのは土肥氏です。必要なことを言わず勝手に思い込んだんだから自分には責任はないというのでしょうか。黙っている自分を「正直者」と呼べる神経が私には理解できない。「正直に生きていれば必ず報われる」と高校生に教えるのもどうかと思う。現実を見るよう教師は教えるべきです。
「嘘」というのは都教委が土肥校長の言い分に対し「嘘」を使ってで否定したことを指しているのでしょうが、それは高裁で明らかにしてほしいと思うけど、やはり自分の身を顧みてものを言わないと、共感を得られないのではないかと思います。

                                      では また。