映画「私を生きる」への疑問その③ー永田浩三さんのブログー

今日は、「私を生きる」に関する永田浩三さんのブを《  》で紹介し、●でわたしのコメントを加えます。   

《きょうは、土井敏邦監督のドキュメンタリー映画『私を生きる」の上映初日。会場になった渋谷・円山町のオーディトリウム(ユーロスペースと同じビルの2階)は、お客さんでほぼ満席になった。映画が終ったあと、会場は、大きな拍手に包まれた。実に堂々としたいい映画だった。》
   ●と、称賛しています。

《3人が、教育委員会の指示に従わなかった理由さまざまだ。》
●「従わなかった」のは根津さんと佐藤さんであって処分を受けている。それは覚悟の上で大変な決断です。「凛とした生き方」に通じます。しかし土肥校長は異議を唱えただけで、従ったのです。校長権限を以てすれば、従わないで採決することもできた。都教委はは、これで処分はできない。もしされたら裁判に訴えればいいのです。


《土肥さんについては、校長時代むしろ君が代起立を命令する側にもいた。》

●「側にもいた。」の「も」は何だろう。だかこれでは曖昧で職務命令で教員を弾圧したことは読む人に伝わりません。

 《土肥さんを批判する方がおられることも事実だ。》

●事実を告げたとき、永田さんはその会場におられたのだから、いきさつはご存じの筈。あなたはどう思ったのですか?

《しかし、共通するのは、教師の職責として、多様な生徒たちに誠実であろうとしたことだ。》

●そうかなあ。土肥校長が卒業生全員の寄せ書きをもらったと言うが、だれが生徒に事情を説明したのか。生徒作成の卒業証書には「都教委の弾圧云々」の文言があったが、生徒は何をどのようにして知り、何を指しているのか、疑問だらけです。
「日の君」 の職務命令発出し彼らにとっての先生をッ懲戒処分したことを生徒・保護者は知っているのでしょうか。

●●永田さんはNHKの番組(慰安婦問題など)の制作に長く携わった方です。「本当の事を話して下さい。」と言って番組を作ったと書いておられました。その方が、この映画の真実を伝えないという不備な点をなぜ擁護するのか、私には理解できません。

                               では、また。