東京音大ビラのご紹介

6/30に東京音大前で配ったビラ内容の一部を紹介します。(少々加筆)

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◎千川中学校田畑和子教諭が、定年時の再雇用を希望したとき、豊島区教委が校長中神嘉治のデッヂアゲた理由を取り上げ、越権行為の内申をしたため、異例の再雇用拒否を受けた事件

● 裁判で判明した校長捏造の不採用理由の一部  

 * 《健康状態悪い (三要件の一つ)》…これだけでも不採用になる重要な項目です。

まず「通院中である」とデタラメを言って田畑教諭を病人に仕立て上げました。この捏造に対しては、証人尋問で弁護士が中神校長を追及したところ、「病院名」も「病名」も答えられませんでした。ヂタラメにしても度が過ぎる。校長は「そういうことが書いてあった書類を見た」とシドロモドロに答えるのみでした。

また、「田畑教諭本人が病気の関係で給食が食べられないと教頭に言った」という話を校長が捏造し、健康でない根拠にしてありました。中神氏の捏造の仕方は、このように人物を登場させた上、セリフを語らせるのが定番です。ここでは私のセリフを創作しています。

 これが有給休暇を沢山残して退職した教諭に対する仕打ちです。


 *  ≪ 授業に5〜15分遅れる (怠業) ≫

田畑教諭は国語が専門です。(中神校長の専門は技術科)

 田畑教諭は、授業の初めに生徒の国語係が漢字の出題をし、自己採点させるという取り組みを、6年間実践してきました。5分間の運営を徒に任せたのです。これには漢字の力を高めるとともに、“教師の監督がなくても自主的に学習できる学級作り”という目的がありました。
 生徒には好評でした。
   【 1年生徒の感想から 】

☆ 私は毎時間の初めに「漢字の読み書き」をすることはとても良いことだと思います。この漢字の学習をやって私は沢山の漢字を覚えることができました。私は、教科書以外の辞書等から出る問題は、けっこう難しいけれど、分かった時はとてもうれしいです。

☆ ぼくは1年の学習を終えて小学校の時より国語が楽しく感じられるようになった。その理由は主に三つある。(中略)三つ目は授業の始まる前に、ぼくは国語係だからみんなに5問のささやかな問題を出すことができたからだ。これらのように中学校の国語は、小学校とちがって一味ちがった要素を取り入れたことで、すばらしいものに変わったことを、とてもうれしく感じた。

 ところが中神校長は、これに「怠業」という汚名を着せたのです。

 教育基本法の「《教育の目的》…真理と正義を愛し…個人の価値たっとび…自主的精神に充ちた国民の育成」は、学校でのこのよう取り組みを経て形成されます。

 この問題については、高裁に、田畑教諭の実践を高く評価する早田大学講師の意見書を提出したところ、「怠業」は取り消されました。「何でもいいからインネンをつけてやれ」という中神校長の意思が読み取れます。
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  【三次訴訟】 … 思想調査・名誉毀損など現在進行中   (2010年3月〜)

 生徒作成の掲示物「南京大虐殺」を、中神校長は「偏向している」と決めつけ、教員に命じて断りの張り紙をさせました。そして、区教委へ報告書に田畑教諭に関して虚偽を書き込みました。第三次は、この虚偽文書による田畑攻撃と、偽証による名誉毀損を問題にしています。
名誉毀損は、生徒の自殺隠蔽について校長への田畑発言「本当の事を言って下さい。」に関する校長のウソ及び田畑教諭が教員から疎んじらているとした数々の捏造事件を問うものです。


      ●田畑教諭をなぜ排除?

田畑教諭は、校長の独裁的な学校運営に異を唱えてていました。教育というのは教職員の共同事業です。中神校長の上意下達方式では成果は得られません。教師の自主性を尊重せず、校長の命令に従わせるのが最上の策と心得る中神校長は間違っています。こういう人が教員養成に携わるのでは、学生のためになりません。
田畑教諭を教育界から追放したのは、報復のためとおもわれます。

中神校長は、あくまでも口を割らずに、陥れた理由を墓場まで秘密として持っていくんでしょう。

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ビラを配っていたら通行人の方からいろいろ質問されました。ある方は中神校長が「南京大虐殺」の掲示物を否定したことに驚いていました。4月配布の時は、「東京音大は地域の誇りですのに」と残念がる方もいらっしゃいました。

                          では、今日はこれにて。