中神校長の「生徒の自殺隠蔽」事件

中神校長は、生徒の自殺を「事故」と偽って誤魔化しました。今、北本市大津市のイジメ自殺の学校側の対応の悪さが問題になっています。
中神校長がどんな風に隠蔽したか、少しお知らせしたいと思います。

         ●  少年Aの死と校長のお芝居


1995年6月4日(日), 少年Aが自宅マンションの踊り場の窓から落下して死亡した。中神校長は、教職員に生徒の両親と接触することを禁じた。そして、放課後、全生徒を体育館に集め、こう言った。
「A君は、踊り場の外階段からウッカリ足を滑らせて落ちました。どんなに残念だったことでしょう。いつまでも千川中を見守ってください。」そしてクルリと後ろを向いてステージの上ですすり泣きを始めた。なかなかの芸達者だ。実は、その前日の6月3日(土)に「6/4死ぬ」とAの机上に刻まれており、クラスメートが見とがめてAと会話したことが判明していたのである。事故というのは中神が身の安全を図るため思いついたウソである。Aは「僕が書いたんじゃないよ。僕こんな上手に書けないよ。」と言ったという。
というわけで、中神校長の言葉「ウッカリ足を滑らせた」はウソで、A君が覚悟の自殺だったということはハッキリしているのである。泣く演技までしてごまかすとは‥‥

         ●田畑は職員朝会で発言

私はA君に教科(国語)を教えていたので、A君の姿が目の前にちらつき、中神校長の虚偽の言葉が、A君の死を冒涜している様に思われていたたまれなかった。A君はどうして死を選んだのだろう。私たち教師はふせぐことができなかっただろうか。
私は「自殺」という確証を得たので、職員朝会で、校長に「地域の人に信頼されるよう本当の事を言って下さい。」と発言した。中神校長は「田畑先生は私が何か隠しているように言われますが、私は何も隠しておりません。」と答えたので、私は「では、警察はどのように断定したのですか。」と問うと、「事故です。」と大きな声で言った。私は、ああ、この人には何を言っても無駄だ、と失望し、もの言うのを止めた。

        ●区教委の都教委への報告は「自殺」
異例の再雇用拒否を受け、これが私を排除した主な理由ではないかと考えた。つまり、教育界に私がいれば、この自殺隠蔽が口の端にのぼるかもしれない、抹殺してしまえ、ということである。中神校長は「自分に不必要な人はサッと切る人」という評判の人であった。

私は、情報公開で豊島区教委が都教委へ出した報告文書を入手した。それには、「警察は自殺と断定」と記載してあった。

        ● 今の裁判でも問題に
 今進行中の裁判では、中神氏は、「警察から『事故』と聞いた」とあり得ない主張をしている。警察が現場の校長を無視して区教委へ報告するはずがない。しかし、中神氏はどんなことがあっても、自分の偽りを認めず、主張し続ける人である。それが世渡りの術なんでしょうかね。これで、東京音大の講師になれたのかも‥‥

     ● ビックリ!!マンションに外階段なし
私が自殺の現場へ行ってみたら、このマンションに外階段はありませんでした。
A君は、小さい窓から身を乗り出して落ちていったのです。本当に痛ましいことです。しかし、校長には、自分の出世に差し支えないよう処理することしか頭にありません。
これが許される東京の教育界っていったい何でしょう。
                        今日はこれにて。