東京新聞よ。豊島区教委の「体罰しない新教員の誓い」は,すばらしいことなのか?

本当に、本当に、本当にご無沙汰してしまいました。裁判のことで猛烈に忙しくなって、ブログを各余裕がありませんでした。裁判は進行しています。後で今の状況をお知らせします。5月13日2時から3時30分まで私が尋問されます。

今日は豊島区教育委員会が“「体罰しない」という誓いを新教員にさせたというばかげたニュース”を4/1東京新聞の夕刊を読んで、書かずにいられなくなりました。一面にデカデカ載せるのは、はこれにすばらしいニュース価値があると思っての事でしょうね。大きなカラー写真まで載せています。全国で初めてですばらしい事と思い込んだんでしょうね。

しかし、ちょっと待って下さい。豊島区の教員であった私は、大いに異論があります。 豊島区教委が取り組むことはこんな事ではない。「『体罰しない』宣誓」を教員にさせるのは愚の骨頂。
これまで区教委が体罰を容認してきたことを認め、反省から始めるべきです。新教員が現場で体罰ができないからとバカにされないようにね。

①豊島区教委体罰隠蔽事件

 豊島区教委はこれまでに指導室長が体罰を隠蔽し、パレて東京新聞に大きく載ったことがあります。99年7月28日朝刊、「豊島区教委が体罰隠し、区立小中で2件、目や耳負傷」という見出しでした。これがバレたのは、「体罰根絶の会」の方が都教委へ情報公開請求をしたところ、報告書が上がってなかった事によります。この体罰教師は、品川区へ転勤していたので、豊島区教委は品川区教委へ報告し、品川区教委が都教委へ初めて報告しました。バレたので、発生2年後に豊島区教委が仕方なく品川区教委へだした報告書も新聞に掲載されました。不正への怒りが十分伝わってきました。

 豊島区成田秀和指導室長は、都教委へ報告せず、生徒の鼓膜を破った該当教師はなんの咎めもなく見過ごしました。
。つまり区教委が学校教育法に違反する体罰の報告義務があるのにそれをしなかったということです。ですから、普通なら懲戒処分の対象になる該当校の校長と該当教諭は、何もなかったと同じです。バレた時、成田室長は、既に、台東区立上野小学校の校長に転出していました。

後任の塩入都教委に室長が成田をかばって「都教委へ上げることは教員が処分の対象になるということもあったようだ。」と語っています。

② 私の在職中、校内に体罰があり、豊島区教委へ保護者が訴えた事があったが、もみ消されたようです。生徒が被害者です。一般教諭には何も知らされません。

③ 体罰を行っていた教諭を、定年退職の際、成田指導室長が再雇用合格させています。
私は、同じ年、事実無根の理由で再雇用拒否されました。これは千川中校長中神嘉治と成田室長の共謀です。
私は、いまむこれと闘っています。

③この年、区教委は、体罰教師の報告をせず、真面目に勤務した田畑をデッチアゲの理由で再雇用不合格にし、その仕事を奪いました。虚偽を行ったことは双方共通です。

④要するに、区教委は自分の都合でデタラメ行政を行っている。マスコミを取り込むのがうまく、今回の東京新聞の記事は、教育界に疎い記者が利用されたと私は考えます。こんな大衆向けの下らない事を考えつく素人教育委員会は他にないでしょう。ここで「体罰論」をするのは止めますが、記者には教育委員会発表を鵜呑みにしないで、学習し、取材し、価値ある記事を載せて下さるよう望みます。