世論調査―自民党でいいのか

 
私は、選挙に関する世論調査に大きな疑問を持っています。なぜなら、この事前の調査が投票行動を左右し決定的な結果を招くことがあるからです。

 たとえば、ある党が圧倒的に優勢な場合、「もう決まってるのだからこれから考えて投票してもしょうがない」「どうせ死票になるんだから投票する必要がない。」と考える人が多いでしょう。30%の人が決めかねていると言っても、組織票ではないし棄権する人も出てくるでしょう。「大事な休暇をこんなことに使いたくない」と考えるヒトもいると思います。それでは日本はよくならないですけどね。

世論調査の結果により優勢な党が益々優勢になっていく。これは公正とは思えません。

私は、世論調査がなく投票終了まで結果が分からない方が面白いし、1 票を投じた実感が湧くと思うのです。出口調査も要らない。早けりゃいいってものではないでしょう。

 報道機関は世論調査を何のためにやっているのでしょう。お祭り騒ぎをしたいのでしょうか。大きなお世話です。そんなことより、この選挙の結果が如何に重大な結果を招くか、キッチリ解説し、みんなが真剣に考え、投票にに行かなくては、と考えるように仕向けるべきです。

かって、報道機関が戦争を賛美しその方向へ国民を向かわせたことがありました。その時のことは、語り継がれているのではありませんか。
民主主義の国を戦前に戻したらどういう国になるか、「日本を取り戻そう」と自民は言っているけれど、よく分かりません。安倍首相は一次内閣の時「美しい国」と訳の分からんことを言い、教育基本法を改悪してしまった。「報道機関は安倍が何をしようとしているかを国民に知らせる方に力を注いでほしいものです。

今は、自分の裁判のことより、選挙結果が気になって仕方ありません。民主主義、主権在民、男女同権、戦争放棄表現の自由法の下の平等‥‥私たちが大切にしていたものが、崩れていく。
「命よりもお金」って日本人はこんな卑しい人種だったのでしょうか。
甘言を弄して原発を売り歩き、侵略や慰安婦歴史認識を否定する人が首相になってから、日本は近隣諸国から疎まれ、国際的にも孤立するようになってしまいました。首相を変えるしかありません。
もともと、消費税反対の票が自民に大量に流れただけの話。それを逆手にとって勝手のし放題を止めさせなくてはなりません。日本人の良識を持って。                  ではこれにて。