危険な「秘密保護法案」を廃案に!

《危険な「秘密保護法案」を廃案に》
 安倍内閣は、 とうとう秘密保護法案を閣議決定しました。とてもショックです。民主主義の根幹「知る権利」を侵し、「特定秘密」は政府の一存で決定し、どこもチエックできないというのです。多数の憲法学者、刑事法学者、弁護士らの専門家、日本ペンクラブなど多くの団体が反対の意思を表明しているのに、安倍内閣聞く耳を持ちません。いつ誰が捕まるか、一般国民も安心できず、私たちは「大本営発表」のような情報しか入手できないことになってしまいます。とにかくすべて秘密で何年経っても公開しないという無茶な法律です。

私は、戦時中子どもでしたから、ものも言えなかったあの時代を知っています。時代を逆戻りさせてはなりません。

 自民党は安倍首相に逆らうことはできないそうですが、それなら独裁であり民主主義とは相容れません。良識ある議員は自民党にいないのでしょうか。また、公明党の責任も大きい。実質的に何も獲得できぬまま歩み寄りました。各党・各議員らはこれを国民に知らせ自らの見解を述べる義務があると思いますが、それをはたしているでしょうか。

原発反対も憲法改悪反対も首切り自由反対も対象になるから、これからは一般国民も逮捕されることになるでしょう。

担当の森大臣には何の見識もないことがハッキリしました。西山事件が罰する対象であると説明したのです。こんな浅薄な知識と判断力しかない人が担当大臣とはお粗末過ぎます。

国民に内容を知らせず、論議の暇も与えず、とにかく通してしまおうという安倍首相。「日本を取り戻す」とは、戦前・戦中の国民主権のなかった国にするということで大変危険です。

 私は、生きているうちにこんな時代が来るとは、夢にも思いませんでした。

 若い人達には、自分の運命がどうなっていくのか真剣に考えてほしい。 廃案にするよう老若男女、力を合わせることはできないでしょうか。                
                                   では、今日はこれにて。