裁判所前でビラ撒きをしました
三日の朝、裁判所前でビラ撒きをし、マイクで通行する裁判所の方々に訴えました。以下はそのビラの一面です。
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東京高裁第五民事部
大竹たかし裁判長 山本剛史裁判官 田中寛明裁判官 様
裁判官様におかれましては、日々正義の実現のため、ご尽力されていることと拝察申し上げます。
この度、元同僚の証言により、被控訴人中神元校長の陳述・証言ははすべて捏造であることが明らかになりました。
その場で貴裁判所が、中神校長を証人として採用しなかったのは、中神校長に確かめるまでもないということだと思います。
10月29日の判決では、地裁の間違いだらけの判決を是正する、三権分立の言葉の示すとおり、一点の曇りもない公正な判決を出されるよう、お願い致します。
◆ 地裁判決を振り返って
① 田畑さんが主張を退けられ、ショックを受ける
田畑さんは本件の提訴の際、中神元校長の2次訴訟での陳述書が、故意に虚偽を述べたものである事を前提に、名誉毀損を訴えています。ところが地裁は、中神の陳述を「故意に虚偽を述べたもの」と判断せず、田畑さんは敗訴に至りました。
ということは、裁判官は、「田畑さんが校長がそのつもりはないのに捏造だと誤った主張を述べた」と判断したことになります。
② 人権の回復を求めて来た田畑さんの闘い
田畑さんは、理由を明かされずに都教委による60歳再雇用を拒否され、第一次訴訟では、再雇用拒否理由が校長の捏造理由であったことが判明しても、不当判決ばかり受けました。
それでも田畑さんは立ち上がって、濡れ衣を払い、教育者としての誇りと人権の回復、そして東京にまともな教育を取り戻すことを求めて裁判を続けていたのです。地裁は、その田畑さんの主張を「誤り」にするとは、田畑さんの人間としての尊厳を傷つけるものです。
③ 証拠を無視し判断を誤った地裁
中神校長は、学年編成に際して他の教師が田畑さんと同じ学年になるのを泣いて嫌がったため、学年の教師を集めるのに他学年から引き抜いた、と苦労話を陳述書に記載しました。これは捏造であり、田畑さんは重大な名誉毀損として損害賠償を請求しています。
中学校には「学校要覧」という校長に発行義務のある公的な冊子があります。これを見れば一目瞭然、学年の教師は持ち上がりで、前年度と今年度は同じメンバーが掲載されています。「苦労話」が捏造と分かるこの重大な証拠を、地裁の裁判官は無視してしまいました。この「学校要覧」のことを中神校長は知らんぷりをして主張しました。これは、裁判所を愚弄するものなのに、地裁は騙されてしまいました。
<田畑先生の再雇用拒否の真相を究明する会>
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前日までに、原稿を作り印刷し、当日朝早くそのビラを地下鉄で運ぶのは私には重労働です。でも、組織のない私たちは、なんとか頑張っています。
皆様は、こんなに裁判所っていい加減なのか、と信じられないかもしれません。これは、実際訴訟を起こして初めて分かること。私も、「正しい者は勝つ」と思い込んでいましたから。 これにて。