ヒラリーと安倍の濁った二重唱

 安倍首相は、国会の所信表明演説でこう述べています。
「『女性が輝く社会』を目指す、安倍内閣の挑戦に、昨年、ヒラリーさんが、力強いエールを送ってくれました。」
 確かにヒラリーは「有言実行の人」と安倍さんを褒めたたえました。しかし、彼女の真意は、分かりません。自分も女性だし、この辺で日本で支持率の高い安倍さんを持ち上げておこうかな、というのかも知れません。
安倍さんは演説でこんなことも言っています。「(女性が)日本から世界を変えていく」
 安倍さんよ。この大言壮語は何なんだ。日本女性の地位がいかに低いか知らないの? 知らないなら政治家失格。知っててこういうのなら大ウソつき。

 2014年4月、OECDのグリア事務局長が来日し日本女性は異常な働き方をしている。政府は改善に動け」と述べました。
 「労働参加率が低く、賃金も男性より27%も低く、非正規の七割を占め、労働環境が男性に有利になるよう作られている。」これが問題点であると指摘したのです。

「日本から世界を変えていく。」と言ったら笑われるに決まっている。国内向けにこんなことを言っているとしたら国民も舐められたものです。2013年、女性議員の数は過去最低の105位。ここから始めたらどうですか。ヒラリーに褒められたからって、それを聞いた人達が喜ぶと思ったら大間違い。

 ヒラリーの言ったことは的外れ。この人は何も知らない人なんだ。「褒めるなら確かなことを褒めよ」と言いたくなりました。前から、ネオ・ナチと交流のある人が何人もいる。女性でありながら女性差別を進めようとしている人もいる。こういう人を安倍さんは起用した。こんな人を褒めてはいけません。自分の価値が下がります。「有言実行」ではなく、なにを実行したしたかが重要でしょう。この二人の二重唱は、音程は合っていましたが、何故か、爽やかでなく濁って聞こえました。

 分かったこと……【ヒラリーさんは普通の人でした。】

次は、即刻解任すべき大臣についてお話しします。今日は、これまで