下川・宮沢両大臣は神道政治連盟に所属!

 あっという間に2人の大臣が辞任しました。この措置、つまり直ぐに2人を辞めさせ後任を発表するというのは安倍首相が慎重論を押し切ったとのことです。
 特に松島さんについては「うちわ位で辞任させなくても」という声が自民党には多かったそうですが、首相は早く空気を刷新し、過去のことにしたかったようですね。松島さんの記者会見を見ていたら、自分では辞める理由がないらしいのです。うちわの件は違法と思っていないし、ただ、内閣の足を引っ張りたくないと言っている、変ですね。詰め腹を切らされたのでしょう。彼女にとっては無念でしょうが、私は辞めるのが当然だと思います。
 
 しかし、次の法務大臣、下川陽子はいただけない。一寸調べてみたら、彼女は「神道政治連盟」に所属しています。これは神社本庁を母体とする政治団体・宗教団体で、現在、安倍首相が会長を務めています。この団体設立の目的は、「宗教的価値観の政治的浸透をはかる」であって、皇室の尊厳護持、教育への愛国心の導入、自主憲法の制定、道徳・宗教教育の推進、男女共同参画反対、選択的夫婦別姓反対等を掲げています。

 1996年には、法制審議会において選択的夫婦別姓制度の導入を柱とする「民法改正要綱案」が決定された際、この団体に入っている自民党の議員の反対によって法案提出が先送りされたことがありました。皆様も調べてご覧になると驚くことばかりですよ。

 小渕さんと交代した宮沢氏もこの会員です。安倍内閣の16人中14人がそうだと言うから、これが安倍内閣の体質
と言えるでしょう。小渕・松島の両氏はそうでなかったのに、不祥事で辞職した。この点は残念ですね。
超右翼の団体に支えられている安倍政権。日本会議在特会もそうです。
 日本が民主国家として存続できるように、私たちも様々な努力が必要だと思います。このままですと、主権在民
基本的人権戦争放棄、男女平等、表現の自由等がなくなってしまう。天皇を頂点とする国家を目指す団体に所属する人が法務大臣になるのは間違っていると私は考えます。これが安倍のいう「日本を取り戻す」ということなんでしょう。
敗戦によってやっと私たちが手に入れたものをなくそうとしている安倍首相と自民党の議員達‥‥
負けてはいられませんね。i