最高裁へこんな要請をしてきました

ご無沙汰しました。この10日間は、時々刻々政治状況に変化があり、居ても立ってもいられない気持ちでした。

 私自身は、自分の裁判のことで大変忙しい日々でした。13日に最高裁に要請することになり、その準備で、てんてこ舞いでした。(当日撒くチラシや要請書の作成等に追われっぱなし)
 当日はお天気もよく、チラシ撒きをし、要請では、裁判所に分かってもらいたいと一生懸命述べましたが、成果の程は分かりません。夕方に帰ってきたらバタンキュー。目が醒めたのは、翌日になってからでした。
 これから何回も要請して、どんなにおかしな判決であったかを説明しようと思っています。98%はダメということですから、気が遠くなりそうですが最後まであきらめないで頑張ろうと思っています。
 当日の要請書とチラシをご紹介します。長いけど、目を通してくだされば嬉しいです。

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  2015年2月13日
平成27年(オ)第201号 平成27年(受)第261号

 最高裁判所第一小法廷 御中           
                             上告人 田畑 和子
                要 請 書
 貴裁判所におかれましては、日々、人権を守り正義を実現するため、尽力されていることと拝察申し上げます。
  この度、私の提起しました事件を上告致しました。つきましては、下記の要請を行いますので、お聞き届けくださいますようお願い致します。

私は、1935年生まれで、今年で80歳になります。東京都豊島区立千川中学校教諭として定年を迎え、再雇用されて嘱託の教員として再出発する筈でした。ところが、東京都教育委員会は、全員採用が前提の再雇用を拒否したのです。豊島区教育委員会の成田指導室長は「田畑先生は、教師として不適格というのではない」と言いましたが、理由を明らかにせず、私は裁判を起こしました。どうしても理由が知りたかったのです。
 審理の中で、千川中学校校長中神嘉治が、沢山の不合格理由を捏造して成田指導室長に提供、成田室長がそれを基に私の不採用を都教委へ報告したことが判明しました。虚偽を暴く証拠をほぼ完璧に提出できましたが、裁判所は都教委に広汎な裁量権があるとして、都教委を勝たせました。
 次に、校長の捏造をハッキリさせるため、校長を訴えましたが、東京高裁の「校長は公権力の行使をしたのだから、たとえ陳述書の虚偽記載・偽証があっても校長の責を問うことはできない」という判示で、またもや敗訴しました。
 現在の三次訴訟は、中神校長が二次訴訟で提出した、一片の真実の記載もない長大な陳述書から特に捏造度のひどく証拠のあるものを2件選び「名誉毀損」で、また、二次訴訟で判明した中神校長から成田指導室長宛の報告文書(私の思想を勝手な思い込みで報告)により「思想差別」で、中神校長・都教委を被告として訴えました。
 勝てる見込みのあるものを選りすぐったにも関わらず、全面敗訴でした。私は非常に落胆しています。裁判所を信じなければ、三回も裁判を起こしはしません。一次訴訟・二次訴訟とも肩すかしのような判決で、まともに取り扱っていただけませんでした。でも、私は、いつかまともな裁判官に巡り会えると信じて自分を奮い立たせてきました。
 私は、在職中、教師の仕事に没頭し、研究・実践を重ねました。私に着せられた汚名「不良教師」という言葉を取り払い、誇りを持ってこの世を去りたいと思っています。都教委と中神校長の保身と差別の餌食で終わりたくありません。
 傘寿を迎えようとする年齢になりましたが、命の限りこの問題の解決に努めるつもりでおります。
 最高裁の、道理に基づいたご判断を期待しております。
                                 以上 


【チラシ文面】

再雇用拒否理由を捏造した中神校長と都教委を提訴した思想差別・名誉毀損事件
 ‘14年10月東京高裁不当判決 只今上告中!!
 
  ● 異例の再雇用拒否
1996年、定年時、田畑さんは再雇用拒否を受けました。中神校長は「不採用とは予想だにしなかった。長年教育に携わって来られた先生に頭の下がる思いです。」「理由は分かりません。」と言い、豊島区教委成田秀和指導室長は、“貝のように蓋を閉じて絶対に喋らない"と言って田畑さんと会わず、都教組豊島支部の委員長に「田畑さんは教師として不適格というのではない。遠慮してほしい。」「勤務外の事も含めた。」「よくやったという声もある」などと言ったということです。
 身に覚えのない田畑さんは、都教委を訴えました。すると、千川中学校校長中神嘉治が「健康状態悪く上司の命令に従わない不良教師である」という理由を山ほど捏造したことが分かりました。「健康」は採用要件ですから、それだけで不採用は決まりです。
 そして、豊島区教委指導室長成田秀和がそれを基に不採用を決定し、都教委へ報告していたことも判明しました。
 田畑さんは、これらの理由がデッチアゲである多くの証拠(公簿を含む)を提出。しかし、東京地裁は、理由の真偽を検討せず、都教委には広汎な裁量権があるとして、田畑さんを敗訴させました。
 高裁は、不採用理由の幾つかを修正しましたが田畑さんは勝訴には至りませんでした。 (一次訴訟)

 ●不採用理由の真偽を
   明らかにすべく提訴
 次に、曖昧なままで終わった不採用理由の捏造をハッキリさせたいと、中神元校長を被告として裁判を提起。すると被告中神は、33頁に及ぶ長大な陳述書を提出。そこでは、前の陳述を否定・変更・変遷し、新しいウソを散りばめ、且つ被告中神自身が体験したと称する全くの作り話まで記載されていました。
 田畑さんは、あまりにもひどい内容に体が不調になる程でしたが、虚偽である証拠を沢山集め勝利を確信しました。ところが裁判所は、「被告中神は公権力の行使を行ったのだから、たとえ陳述書の虚偽記載・偽証があっても本人の責を問うことはできない」と判示し、またもや田畑さんを敗訴させました。偽証OKとは変な話です。 この判決には驚かされました。 (二次訴訟)

 ●中神校長が田畑さんを不採用に
    したホントの理由
 =生徒の自殺隠蔽発覚を恐れる=

 中神校長は、1995年(田畑さん退職の年度)に起きた生徒Aの自殺を、「自宅マンションの外階段を踏み外した事故」と偽って全生徒・教職員に説明。その上、全教員に親との接触を禁止しました。
 「自殺である」と目白警察から聞いた田畑さんは、地域に学校不信が広がっているのを知り、職員朝会で「本当の事を言って下さい。」と発言。校長は「何も隠していない。」と言い張りました。
(豊島区教委が都教委へ「自殺」の報告書を提出していた事が、後日情報開示によって判明)
 これが田畑さんの再雇用拒否を企んだ動機です。つまり、中神校長は、生徒Aの自殺隠蔽を知られぬために、都・区教委と共謀して、田畑さんを教育界から追い出したのです。

名誉毀損・思想差別        〈三次訴訟)
 この虚偽だらけの中神陳述書から特に選りすぐった二件を名誉毀損で、また新たに発見された文書(中神が区教委へ田畑さんの思想を勝手に思い込んで報告)で、思想差別を都教委・中神を訴えました。
 田畑さんがめげずに闘い続けているのは、中神校長にとっては困ったことであって、何重にもウソをついて絶対に白状しない態勢をとっているのです。そのため、陳述書で次の虚偽記載をし、田畑さんを中傷誹謗をしました。

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① 原告が本件を持ち出す意味は何なのですか。何でもいいから、私に疑いをかけせさせたいという思惑、あるいは、私の人間性を否定することで、訴訟本来の項目から目をそらさせてでも自分の立場を良くしたいという思惑か、あせり以外には考えられません。
② この時(田畑さんが職員朝会で発言した時)の原告の行動も、自分が思い込んだら、相手がそうですねというまで執拗に追求〈ママ〉しようとする原告の姿勢の表れであると感じた記憶があります。
③(校長が「学年編成に苦慮した話」を捏造し、その中で田畑さんと同学年になるのを断ったという教員のセリフ)
「原告と一緒の学年を経験した際には胃を悪くしたので受けたくない。その理由は自分の気にいらないことには協力しないし、学年で決めても、自論(ママ」を曲げずに、記録しておいていつまでも執拗に発言し追求(ママ)してくるから」

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これらの共通点は、田畑さんが何でもないことでも勝手に思い込んで執拗に追及する人格であるということです。校長の狙いは、裁判所に「自分はこんな奴につきまとわれた被害者である」と認識してもらい、裁判を有利にすることでしょう。特に③のお話は、すべて捏造であることが「千川中学校学校要覧」という冊子で明白になっています。自分が無法者なのに、相手がそうであるようすり替えるのです。

●高裁の誤った判決
 裁判所は校長に味方し、田畑さんの申請した校長らの尋問を却下、校長の虚偽を明らかにする機会を奪いました。また、重大な証拠「千川中学校学校要覧」を黙殺までして中神の創作したお話を虚偽とは認めず、自殺隠蔽も「知らなかった」という校長の言い分を是としました。どうしてあり得ないことをあり得ると断定するのか、裁判所の考えは不可解です。こうして、田畑さんは敗訴させられました。
 虚偽と直ぐ分かるのに、どうして裁判所に分かっていただけないのでしょうか?

 ●1/7上告 最高裁に期待
 上告人は裁判所を信じて、濡れ衣を払い、教育界を刷新するため、長年裁判を続けてきました。教育は子ども達の未来のためにあります。最高裁のご英断を期待します。
                                    田畑先生の再雇用の真相を究明する会

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長くて読みにくい思います。読んでくださってありがとうございました。           ではまた。