安保法案を廃案に! 学童疎開経験者・元教師の声

今晩は。
予定していた最高裁却下については、まだ完全にブログが書けるように回復していませんので、「上告理由書」や「声明」については、今、掲載することができません。ごめんなさい。

今、私はアベ内閣の「戦争法案」破棄を進める運動に力を入れています。私は、国民学校三年の時、学童疎開に行かされました。親と離れて暮らす毎日がどんなに辛かったことか。夜になるとどの部屋からも泣き声が漏れてきます。食事もお弁当箱の半分くらいしかなく、いつもお腹をすかせ、かまってくれる人もなく、洗濯は近くの川で自分で洗う、勉強はしない、といった毎日でした。
けれど、これを親に知らせることはできないのです。なぜなら、手紙には先生の検閲がありましたから。それでも私は、毎日同じ文面「和子は元気です」という手紙を出していました。遂に母から「毎日出さなくてもいい」という手紙が来ました。それがどんなに悲しかったことか。
こんな状況0中、次々に病気で倒れる子が続出しました。そりゃそうですよね。栄養失調で愛情不足とあっては、健康でいられるはずはありません……

という経験からも、戦争には反対です。アベの首相の提案は、まず、憲法違反。これでアウトのはずが強行採決した。主権在民、民主主義の否定です。これは私が言わなくても、世論調査でもマスコミの報道でも明らかなこと。
私も東京都の高校教師の呼びかけに応じ、「トールズ」のメンバーになりました。20日夜、国会前で代表のひとり岡田さんは、「平和、民主主義の教育と法案が矛盾するので教員として耐えられない」(東京新聞記事)と語ったそうです。「教え子を戦場に送るな」が、教師の合い言葉でした。私も岡田さん同じ気持ちです。ただ、都教委が、圧力をかけるのではないか、と心配しています。

毎日、廃案を願っていろいろ考えています。もっと大勢の人に広まればいいと思います。

                          ではこれにて。