戦争法案。参院委「法的に可決とは言えない」。 弁護士225人声明

 皆さま、とうとう戦争法案が通ってしまったようですね。「ようですね」というのは参院委のこんなやり方では[無効」と分かったからです。弁護士有志225人が「参院委の議決は法的にみて議決とは認められない」と声明を出したことをメールや新聞報道で知って、嬉しさとアベ等への怒りが猛烈に湧いてきました。

 声明によると、参院規則には採決するときは議題を宣告した上で、賛成議員の起立で多数か少数かを認定し、結果を宣告すると規定されている。しかし、委員会の映像記録では確認できず、速記録でも「発言する者多く、議場騒然、聴取不能」としか記載されていない。弁護士等は「賛成多数か否かの確認が不可能な状況だった。法的にみて議決が存在したとは到底評価できない」と指摘している、ということです。

 私もこの場面を「報道ステーション」で見ました。古館キャスターの「この8秒間をそのまま放送します」という言葉の後、ただ議員らが声を出して揉み合っているだけで何をやっているのか分かりませんでした。後で聞いた話では、自民党の議員らがいきなり議長席に駆け寄り、あとから野党の議員等が訳も分からずそこへ集まったとのことでした。「騙された!」と叫んでいる議員もいました。
本当に騙したんですよ。
 自民は多数なんだから、勝敗は決まっている。それなら正しい方法を採るべきでしょう。ゲームでもしている感覚なんでしょうか。多勢が少数をいじめるゲーム。品性の卑しさを感じます。
              
                              これにて