シールズに感心!

 私は、今回、毎日国会前デモに通い詰めたかったのですが、なにぶんにも80歳になり、体力に自信が持てず、その上腰痛まで起きて、転んで車椅子必要な生活になったら大変と大事をとり、成功を祈りながら、ネットで様子を見ていました。
 8月30日は圧巻でしたね。すごい! 国会前びっしりの人々とと幟、プラカード。
 共同通信が配信した熱気が伝わる見事な写真に、官邸は烈火の如く憤ったそうな。単純ですねえ。デンと構えていればいいものを。
 感心したのは、シールズのプラカード。「ポツダム宣言、つまびらかに読め!」そのとおりですね。
「子どもを守れ!」 つい先ほどまで子どもだった彼らが、先を見据えて次の世代に責任を感じている。
 戦後100年もこれまでのようでありたいとも言っていましたが、その時はこの若者達は50歳前後、働き盛りになっています。30年の間に戦争に駆り出されたり、平和が脅かされる生活を過ごすのはゴメンだ訴えているんです。
 シュプレヒコールでは「どうでもいいなら首相を辞めろ!」これは、アベが国会の審議で「どうでもいいこと」と言ったセリフを野次っているんです。なかなか鋭いし、真剣なんだ、本当に怒っているんだと伝わってきました。
 中心メンバーの奥田さんが参議院で公述する際、冒頭で「眠っていないで聞いてください」と居眠りをたしなめた。これも見事。言い方が柔らかく自分の心境を引き合いに出すなど、反感を呼ばない物言いにも感服しました。こんな若者たちが育っていた! 

 また、デモの中で、奥田さんが「僕は、小さい頃、8月15日になると先生は戦争の話をするし、テレビでも戦争のことばかり。本当にイヤだった。けれど、今は話してもらってよかったと思っています。」と話しているのを聞き、教師として授業で、平和教材(詩「木琴」。「大人になれなかった弟たちに」米倉斉加年。「夏の葬列」ショートショート 小川。万葉集の防人の歌など)に力を入れた身としては、嬉しい限りでした。
                         これにて。おやすみなさい