教育資金贈与金をみんなのために!

子どもに足りないものは何か、朝日新聞アンケートに寄せられたものから、紹介します。

*給食だけが唯一きちんとした食事。
*中学生が下のこのお迎えに行くため、学校を早退する。
*冬の体育で長袖を買う余裕がない。部活の大会で外に行くとき、着るものがない。
*娘の手が踏まれて痛みを訴えられたが、お金が無くて病院へ行けず湿布で誤魔化した。数年後、指が曲がっているのに気が付いた。
*夕食はお菓子だけ。
*ペンケースが買えず、鉛筆を輪ゴムでしばって学校へ持ってくる。
*ほしいものは、高価なものではなく、交通費やお昼ご飯、ノートのお金。高校時代には、ボロボロ のシューズと履き、恥ずかしい思いをした。
*高校に合格しても入学金が準備できず、諦めた子がいる。
*「親の金銭面を子が気にするようになった時、それは貧困。一度だけ塾へ行きたいと言ったが親は行かせない方へ誘導した。

 =首都大学東京教授・阿部彩さんの解説=  (抜粋)
 2003年に行ったものより生活の質に関するものに支持が高くなった。
このアンケートは子どもにとって何が最低限の生活レベルなのか探る方法である。この方法では社会の過半数の支持があれば、それはその社会で生きる子ども達にとって必需品と位置付ける。EUでは、貧困状態の人の削減数値目標を設定し、目標実現のため、指標を用いる。
しかし、日本には貧困対策法はできたが、数値目標はない。

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 田畑より

、日本はまだまだのようです。
 私の教師経験から言えば、地域によって生活保護・準要保護の世帯数は大きく異なっており、区の対策も様々です。さしあたってはそれを充実させていく必要があると考えます。
給食が全員無料なら、いくつかの問題は解決するのではないでしょうか。
最近知った例として、親が「女の子は高校へ行かなくていい」と言って交通費もくれず、弟妹の世話をやらせていた、というのがありました。
 アベ政権の政策で非正規労働者が4割に達したというし、失業中の親もいます。これでは、親も将来に希望が持てず、家庭内は明るい状態ではないと想像されます。働かない親もいますが、だからといって、子どもが貧困にさらされていいとは言えないでしょう。

 前日書いた相続税対策を兼ねた教育資金贈与制度は、1部の金余り家族の税金免除策で、あまりにも不平等。そのお金を集めて教育資金として貸し出す制度を作ることはできないでしょうか。子や孫もそれを利用すれば公平性は保たれます。そんなことを考えました。

                             これにて。