都知事候補・小池百合子氏が在特会で講演したというのは本当か

都知事候補の小池百合子氏が在特会で講演したということをネットで読んだので、調べてみた。
これは本当だった。正しくは在特会の女性部主催のようであるが。
 これが発覚したのは外国特派員協会が主催した記者会見の席上だった。英語の達者な小池氏は準備した原稿を元に弁舌爽やかに語ったそうである。
 その後は小池氏は日本語に切り替え質問を受けた。

 その質問でフリーランスのジャーナリスト、江川紹子さんがこういうことばを投げかけた。
ヘイトスピーチ対策法が成立した。自治体の首長としてどう取り組むか。小池さんは野党時代の2010年、ヘイトスピーチをやってきた在特会関連の講演をされていますが事実ですか」
これは英語の通訳を通して外国人記者に伝えられた。それにはかなりに時間を要した。
小池さんは次のように答えた。
「いろいろな講演に出ていますが、在特会というものがどういうものか存じ上げませんし、主催された団体と在特会の関係も知らない。したがって在特会の講演をしたという認識はありません。」

 野党時代自民党の三役の1人という重要な立場にいた小池氏。だからこそ講演を頼まれたのだろう。
 当時の講演会案内には、【「日本と地球の譲り方」、講師 小池百合子衆議院委員、主催「そよ風」協賛「在日特権を許さない市民の会女性部」】とハッキリ書いてある、という。

 後ろめたいからこそ否定したのであろうが、ウソはよくない、。
今アベ氏が重用している女性議員、山谷えり子、郄市早苗、稲田朋美らは、アベと同じく右翼団体と関係がある。小池氏とは年代が違うが、自民党とはそういうところであると思う。

 小池氏は自民党が推薦してくれず、いじめられているポーズをとり同情や関心を集めているが、自民党員であり、防衛大臣等の要職を務め、アベノミクスを初めとして、改憲、戦争法、沖縄差別等自民党の悪政を進める人物である。
 立ち回りがうまく思い切ったことを言ったりして人気があるが、私は都知事としてご免こうむる。特に「女性」というだけで親近感を覚えることは禁物だ。

                                  これにて