「森友学園」 その1

みなさま、ご無沙汰しました。体をこわして通院しています。
気が付かないうちにどこかおかしくなっていくのですね。余り無理をしないで生きていこうと改めて思いました。
私にはやり残したことが沢山あるのですから。


さて、今話題になっているものに「森友学園」があり、連日テレビ、新聞で報道しています。国会でも、民進党共産党がが取り上げています。
私も教育者だったので、「なんて変な教育をするのだろう。」と驚きました。
私は土地価格や取得方法については他の方に任せ、教育方法についてのおかしさに触れてみたいと思います。

まず、今開設している幼稚園では、教育勅語の暗唱、軍歌を歌う、といった70年以上前、つまり戦前の教育を実施していること。
今、「瑞穂の国小学校」とやらの開設を申請していますが、近々許可が下りると報道されています。「安倍晋三記念小学校」にしたかったところ、安倍首相が断ったので、別の名称にしたということでした。そして、昭恵夫人が名誉校長に就任しています。

戦前の教育を行っているのはおかしいと、私は思います。
日本は、敗戦によって過去の過ちを反省し、憲法教育基本法による新しい教育がスタートしました。教育勅語というものは軍国主義と密接な関係にあり、これを現在幼稚園で暗唱させているのは言ってみれば憲法違反の教育をしていることになります。
教育勅語は、私は戦前の子どもだったので知っています。確か、「子どもは誰もが天皇の子どもであり何かあったとこは死んで天皇のために尽くすことが大切」とあリマした。それから「億兆の人間が心をひとつにして」とあったけれど何をするのか覚えていません。

小学校では、文部省検定済みの教科書を使用するのですが、それと大いに矛盾することになってしまいます。学校側が改めるかどうか、また、天皇のための小学校に入学させたい親がいるのかどうか。
財政状況だけでなく教育内容も許可の対象にして欲しいと思います。

                             では、また。